気管支炎と喘息の違いって?気管支炎が悪化したら喘息になるの?

朝夕の肌寒さが際立ってきました。

夏から秋、そして冬へと移り変わる気候の不安定な時季、夏の疲れがドッと出るころでもあり、とかく子供は体調を崩しがちですよね。

また台風がよく発生する時季でもありますので、気圧の変化が子供たちの体に与える影響も大きいでしょう。


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子供の咳が止まらなくなって、えずいてしまったり、ごはんを食べるのもままならなかったり、なんてことはありませんか。

激しい咳が続くと、なかなか寝付けなかったり、また、眠っていても、咳き込んで目が覚めてしまい、慢性的な寝不足状態になってしまうこともあります。

そうなると、だんだんと体力が落ち、体調の悪さに拍車がかかってしまいます。

ただでさえ咳は体力を消耗しますから、回復も遅くなり、悪循環に陥ります。

 

 

風邪(上気道炎)と気管支炎

 

ところで、長く続く咳、ただの風邪だと思い込んでいませんか?

その勘違いが、実はとっても怖いんです。

 

通常、風邪は放っておいても2~3日で寛解します。

(治癒力のみに頼る場合、全快までにはさらに日数を要しますが)

これは人間の体が持っている自然治癒力のおかげです。

 

他の風邪様症状がないのに、なぜか咳だけが止まらない、というときは、気管支炎や肺炎の可能性があるため、治癒力だけに頼るのはとても危険なのです。

 

いわゆる風邪は急性上気道炎とも呼ばれ、鼻から喉までの上気道に当たる部分がウイルスに感染することで起こります。

対して気管支炎は、食道から前下方に枝分かれしている気管や気管支、肺に続く下気道と呼ばれる部分の炎症を指します。

 

急性の気管支炎では、その原因で圧倒的に多いのが、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、ライノウイルスなどのウイルス、またマイコプラズマなどの病原体や、百日咳菌などの細菌です。

これが慢性になると、短くても数週間、長ければ数か月もの間、咳や痰などのツラい症状が続きます。

 

炎症がさらに末梢の肺胞にまで達した状態を気管支肺炎、または肺炎と呼びます。

気管支肺炎・肺炎の場合は、胸部写真を撮影すると、陰影が写ります。

 

 

気管支炎と喘息の違い

気管支炎と喘息は似た症状を呈する場合が多いです。

激しい咳が出たり、息切れしやすくなったり、痰が絡んだり。

でも、実は全く違う病気なんですよ。

気管支炎が悪化したら喘息になる、という認識は全くの間違いです。

 

 

気管支炎は細菌やウイルスによるもの

まず、気管支炎というのは、アレルギー性のものではないという点で、喘息とは決定的に質が異なっています。

気管支が刺激を受けて起こる疾患であり、風邪による細菌やウイルスなどによるものです。

家庭内では掃除機の排気、また喫煙(子供の場合は家庭内に喫煙者がいること)、そして屋外では排気ガスなどが原因となります。

 

特に喫煙者では、気管支が慢性的に炎症を起こした状態であり、気管支炎を繰り返すことがあります。

また、気管支炎をこじらせると、肺炎にも発展してしまいます。

 

原因となったウイルス・細菌の種類にもよりますが、飛沫による感染に注意が必要となります。

子供に兄弟がいる場合、家庭内で移し合うことにもなりかねませんので、特に早期発見・早期治療が必要となります。

 

 

喘息はアレルギー性のもの

気管支炎が細菌やウイルスに感染して起こるのに対し、喘息はアレルギーが主な原因とされています。

また遺伝的要素の多い疾患でもあります。

人体に害を及ぼさない物質にまで過剰に免疫機能が反応し、発作として現れます。

 

小児喘息は、7割の子供が小学校の間に完治すると言われています。

大人になると重篤な症状を呈することの多い喘息。

小児科へ通う回数も多くなるため親の負担も相当なものにはなりますが、できるだけ幼いうちに適切な処置を受けさせ、完治させておいてあげたいですね。

 

 

 

気管支炎と喘息の最も大きな違い

喘息発作が出ると、胸のあたりからは「ヒューヒュー」という音の交じった呼吸音が聴かれ、肋骨の下あたりや鎖骨の上がぺこぺことへこむ陥没呼吸が見られます。

この「ヒューヒュー」音は、気管支炎の場合にはほとんど聴かれません。

また陥没呼吸も喘息の特徴です。

 

 

 

気管支炎・喘息どちらの場合も気をつけること

  • 水分をしっかり摂る
  • ただし、飲み物は温かいものを
  • 体を冷やさない
  • 部屋の換気をする
  • 湿度を適当に保つ(55~60%)
  • 同室内で喫煙をしない
  • 冷たい空気を吸わない

 

上記の項目に気をつけて、できるだけ安静に過ごす心がけが必要です。

もしも発作が起きてしまったときには、【咳が止まらない!喘息かも?ツラそうな子供の症状を和らげるには】でご紹介したツボ押しなどの方法で症状を和らげることもできるんですよ。


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