パートとフルタイムの違いって何?社会保険で損をするのはどっち?

 

我が家には子供が4人います。
まぁお金のかかることといったら、想像をはるかに超えていましたよ。

義務教育なのに毎月こんなに要るの?!
まるでローンを払っているような錯覚に陥るほど。

中学校・小学校の給食費が合計で約1万円。
必要経費として、中学校であれば教材代、小学校であれば発表会で使用する衣装代など、合計で6,000~8,000円。
そしてチビちゃん2人の保育料が合計5万円弱。

さらに、PTA会費が保×2・小・中の4人分。
保育園と学校にかかるお金だけ計算しても、ざっと7万円。
住宅ローン並みの月額です。

家計の足しにと在宅でテープ起こしをしていたんですが、仕事の繁閑が激しく、収入が安定しません。
そこで私は、在宅の仕事を辞めてパートに出ようと考えました。
ハローワークに何度か通ってめでたく就職が決まり、自宅から車で5分ほどの場所にある会社に事務員として勤めることになったんですね。
就職先からは、「フルタイムで来てほしい」と言われました。

フルタイム? 何それ美味しいの???

子どもができてからは扶養控除の適用範囲内で働いてきましたので、パートタイムとフルタイムの違いを知りません。
そこで、この際、きちんと調べ、記録しておくことにしました。

参考になれば幸いです。

フルタイムで働いた場合の税金や社会保険料ってどんな種類のものがあるの?

まず、年収100万、103万、130万、141万という4つの「壁」があることを知っておいてください。

夫が一般的な年収(1,000万を超えない)のサラリーマンである場合を想定して、あなたがパートもしくはフルタイムで勤務することになった場合に課税されるもの、差し引かれるものを挙げてみます。

表

なお、夫の会社から支給されている配偶者手当は、妻の年収が103万を超えると支給されなくなる場合が多いようです。
ただし、これは事業所によるため、詳しくはご主人の勤務先へお問い合わせくださいね。

雇用保険について

自治体により、年収が100万円以下でも住民税の対象になる場合があります。
詳しくは事業主やお住まいの地域の自治体(役場)の窓口で確認してみてくださいね。
1週間の労働時間が20時間を超える場合、雇用保険に加入しなければなりません。

また、この条件に満たなくても、希望すれば加入できる場合もあるようです。
ただし、雇用主が一定の料率を負担しなければならないため、加入できるかどうかは事業所の方針によります。

加入手続きは事業主が行ないます。

なお、雇用期間が31日以内であることが明確な場合、加入の必要はありません。
また、加入すべきであったのに未加入だった場合、その期間をさかのぼって加入することができます。

フルタイムで働いた場合、具体的にいくらぐらい差し引かれるの?

最低賃金時間額の全国平均は執筆時の2015年10月21日時点で798円。
これに近い標準的な額ということで、時給800円として計算しました。

なお、健康保険料の料率については、47都道府県の平均を取ると9.9996%の料率になりますので、おおむね10%で計算することとします。
(ちなみに、最高料率は佐賀県で10.21%、最低料率は新潟県の9.86%)
フルタイムで働くとします。

事業所によっては、1日当たり8時間、週40時間の労働時間が確保できない場合、「フルタイム」ではなく「パート」の扱いとするところもあります。

 

子供の行事や病気などで休むことを想定すると、月20日程度と考えるのが妥当でしょうかね。

保育園のお迎えの時間が18:00。
延長保育ナシと想定すると、17:00には仕事を切り上げたいところです。
(実際に我が家の子供たちが通っている保育園は延長ナシです)

それに、朝は夫と子供たちを送り出してからの出勤ですから、勤務開始は8:30ぐらいでないと厳しいですもんね。

だから、会社にいられる時間は8.5時間。
ここから1時間の休憩を引くと7.5時間。

7.5時間/日 × 20日 = 150時間/月

時給800円として 150時間を掛けると 12万円。

12万円 × 12か月 = 144万円
130万円を超えているため、先に紹介した税金はすべて差し引かれます。

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社会保険などは月額所得に対して具体的にいくらかかるのか?

おおむねの金額を見てみましょう。

表2

なお、年収が103万円以下の場合は所得税がかかりません。

また、職場によってはあらかじめ10%が源泉徴収されている場合があります。
その年の年収が103万円以下の場合、確定申告をすれば税金の還付を受けられます。

※ 生命保険控除等は加味していません。

計算すると?

合計すると、差し引かれる額の合計は約3万円
月収が12万円あっても、手取りは9万円程度という試算です。

お住まいの都道府県や法規の改正等によって誤差が発生しますので、すべて「約」として表示しています。
あくまでも「目安」として考えてください。
(とはいえ、ものすご~く大きな差、にはならないはずです)

扶養控除の適用範囲が年収103万円までということは、単純に計算して、月収8万5,833円を上回ると扶養から外れなければならないわけですが・・・。

お気づきでしょうか。

A)フルタイム労働で税金や保険料を支払ったとき ⇒ 手取り約9万円(月額)

B)扶養範囲内パート労働の上限 ⇒ 手取り8万5,833円(月額)
※ 雇用保険に入っている場合、この金額から月額500円程度が差し引かれます。

AとBとの間では、手取り金額に大差ありませんね。

時給800円程度で、子供の学校行事や体調不良のたびに休暇を取る、というスタイルで働く場合、フルタイムで夫の扶養を外れてまで働くメリットはない、という計算結果となりました。

雑感

差し引かれる金額が大きくなるだけではなく、夫の勤務先からの扶養手当も出なくなる場合が多いんですよね。

さらに、保育園を利用している場合、世帯が支払う住民税が上がった結果、次年度の保育料が上がる、という可能性も出てきます。

保育料は、生計を同じくする世帯全体の前年度・当該年度の住民税の額を基準としているためです。

ただ、考え方を変えれば、2号被保険者(厚生年金保険等の被用者保険に加入している者)である期間が長ければ、その分、将来的に受け取れる年金の額が増えるので、一概に「損している」と片付けてしまうのも何か違っているような気もします。

ただし、「受け取れる年金額が増える」というのは、あくまでも現時点での「予定」にすぎない、と個人的には考えています。

私たちにとって「払いがいのある税金の使い方」がなされる、安心して暮らせる未来は、果たして やって来るのでしょうか・・・。

【参考資料】

※ 平成27年10月22日現在の情報です。
※ 誤差についてはご了承いただき、目安としてご利用ください。

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パートとフルタイムの違いって何だろう?

それぞれの言葉の定義を見てみると・・・

パート(パートタイム労働者/パートタイマー)

端的に言えば、「1週間の労働時間が正規雇用労働者(いわゆる正社員)に比べて短い動労者」ということになります。

パートとアルバイトの違い

一般的に、パートは「その仕事が本業」、アルバイトは「その仕事以外に学生などの本業がある」という捉え方をしますね。

ただし、明確な法律上の定義がなく、その境界線はあいまいです。

フルタイム(フルタイム労働者)

週に40時間の労働時間が基準となります。
「常勤」という言葉で表現されることもあります。
パートとフルタイムの決定的な違いは「労働時間」ということですね。

フルタイムと正社員の違い

こちらも境界がとても曖昧で、事業所によって定義はさまざまなんだそうです。

昨今、正社員でもボーナスが出ない会社は少なくないと聞きます。
ボーナスがないということだけでなく、フルタイムと正社員とで、社会保険への加入等の条件が全く同じ、という事業所もあります。

そうかと思えば、正社員にもフルタイムにも、さらにはパートさんやアルバイターにまでボーナスが支給される事業所もあるので、ますます境界線はあいまいになっています。

中には、「フルタイムと正社員の区別」について尋ねると、平気で「フルタイムは休みが取りやすく、親が死んだのでもないと休めないのが正社員」などと定義するブラックな事業所もあるんだとか。
くわばら、くわばら。

待遇についてはなかなか聞きにくいものですが、勇気を出して、よく確認してから就職先を選びたいものですね。

結論!たくさん働きたいのはやまやまだけど、フルタイムだと損しかしない気がする

高い保育料を払ってまで子供を保育園に預けなきゃいいじゃないか、なんて思われるかもしれませんが、専業主婦として家事・育児に専念するって、なかなか難易度が高いんですよね。

解っていただけますよね (T_T)

朝から晩まで2人のチビたちの相手をして暮らすなんて、そんな恐ろしい選択肢、私の中にはありませんでした。

自分にとっても、子どもたちにとっても、それは決して採るべき選択肢ではない・・・お互いの精神衛生上よくないということは私が一番よく知っていました。

でも・・・とってもありがたいと思っていたフルタイムのお話は断ることに決めました。
だって、短期~中期的に見て、損しかしない気がするんですもん。

かといって、長期的に見れば得をするかというと、これまたビミョーです。
きちんと税金を納めていても、見返りが保障されていませんからね・・・。
自分と家族だけのために納めるものではないにしても、です。

仕事については、子供たちがもっと大きくなって、行事や病気がぐんと減って、送迎の必要がなくなったとき、ボーナス・昇給ありの正社員としての就職先を探すことにします。
そのときまでは、家でおとなしくテープ起こしをやっていようと思います・・・。

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編集後記

扶養控除の範囲内で働くことについては、同じ主婦の立場でも賛否あるとは思いますが、私の考えとしてはこういう結果になりました。

多くの主婦は、働きたくないわけではなく、働けない事情を抱えているのです。
例えば小さな子どもがいることで就職が決まらない、あるいは子どもの体調不良のため仕事に穴を開けてしまい辞めざるを得なくなるなど、自分の努力だけではどうしようもない部分が大きいのです。

行政が主婦の立場を理解し、育児と家事の両立の大変さ、家計のやり繰りの大変さを理解し、働く女性のパワーを認め、活躍の場を提供してほしいと思います。

何も権利のみを主張しようというのではありません。
また、お金のためだけでもありません。

持てる能力をいかんなく発揮できる場、自分の能力を認めてもらえる場がほしいのです。
仕事を探すにも、保育園を探すにも、専業主婦として生きていくにも、どれを選択しても、主婦にとってはイバラの道です。
主婦の「働きたい!」をかなえる世相を切に望みます。

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